渋パブ・リレー・エッセイ (RELAY ESSAY)

一部無罪判決を獲得しました

2011.1.17

弁護士 齋藤 実

私と河合弁護士が担当している刑事事件で、平成22年11月、東京地方裁判所から一部について無罪とする判決が出ました。事件の詳細については差し控えさせていただきますが、無罪判決が出て感慨深いものがあります。

日本の刑事裁判では、有罪率が99%を超えると言われます。他方で、弁護士会がとったアンケートでは、実に40%もの弁護士が、無罪と思う事件が有罪となった経験があると答えています。99%の中には、本来であれば、無罪となるべき事件も多くあるのではないでしょうか。無罪となるべき事実が、無罪となることが当然のことです。しかし、残念ながら日本の刑事裁判では、この当然のことを実現することが如何に難しいか、刑事弁護活動を通して日々痛感しておりました。

このような忸怩たる思いを常日頃思っていた中、無罪判決を獲得したことは、感無量です。私たち渋谷パブリック法律事務所所属弁護士は、最高裁判所司法研修所刑事弁護教官であった蛭田孝雪所長(國學院大學法科大学院教授)、さらには裁判員裁判の第一人者である四宮啓客員弁護士(同校教授)に指導を受けながら、日々刑事弁護活動の研鑽を続けています。今回の判決を契機にして、今後も私たち渋谷パブリック法律事務所は刑事弁護活動をより積極的に行い、無実の方が処罰されることがないよう貢献していきたいと考えております。