渋パブ・リレー・エッセイ (RELAY ESSAY)

法テラス須崎視察旅行

2012.5

弁護士 渡辺 千恵

昨年1年間、当事務所において養成を受けた法テラススタッフ弁護士2名のうち、國學院大學法科大学院出身の高林藍子弁護士は、1月より法テラス須崎に赴任しました。持ち前の元気さで頑張っているには違いないと思いつつも、学生時代からの彼女を知っている分、どうしているかなあと案じていた矢先、「みんなで高知に行きましょう!」という所長の鶴の一声で、急遽、法テラス須崎への視察旅行が決定しました。弁護士・事務局・修習生も含めた総勢14名の大移動です。

【1日目 高知市内到着】

所長の一声で決まった割に、所長本人は「乗り鉄」と称して一人電車で高知へ。その他早々と前日から高知入りしたS宮弁護士、愛する奥様のもとから直接高知入りしたS藤弁護士を除く11名が、羽田から高知龍馬空港へと飛び立ちました。

空港にて、出迎えに来てくれた高林弁護士とS藤弁護士と合流し、高知初心者集団の我々は、一路桂浜へと向かう途中、タクシーの運転手さんお勧めの「冨久美味」で昼食。到着早々、生のにんにくと塩で味わう分厚〜いかつおのたたきに出会い、いきなり高知を堪能させられました。もちろん桂浜も。龍馬の見下ろす桂浜は、お世辞ではなく端正な美しい浜辺です。

その後、タクシーで高知市内へ。車内では、運転手さんから高知のまちのこと、東日本大震災の津波の影響で養殖がやられてしまったことなど、本当にいろいろな話をお聞きしつつ、一方で、いかにも土佐の男らしい運転にドキドキした楽しいドライブでした。高知市内に到着した後は、高知城や日曜市などを見物しがてら、市電に乗って本日の宿泊先「城西館」に入館しました。

宿の宴会から、所長とS宮弁護士も合流して、ようやく全員集合です。昼に引き続き、かつおのたたきや高知のお酒を堪能し、もうこれ以上何も入らない、と言いつつ、二次会は高林弁護士に連れられて高知城近くの「ひろめ市場」へ繰り出しました。ここは、広場の中にいろいろなお店が建ち並ぶ場所で、特におもしろいのが、テーブル席をぐるりと囲んだ屋台店から、お酒や食べ物を好きに買って好きに飲食できるというシステムになっているところです。ここですっかり出来上がっている地元の方に混ざって、我々もすっかり出来上がったところで、三次会のカラオケに流れて、楽しい高知の一日が終了しました。明日はようやく須崎です。

【2日目 法テラス須崎へ】

須崎へは、高知から土讃線という汽車(「電車」ではないそうです。)に乗っていきます。「乗り鉄」所長は嬉しそう。

途中、佐川というところで途中下車しました。ここは、司牡丹の酒造などがあるところで、重要文化財のおうちなどを拝見させていただいた後、「大正軒」という老舗の鰻屋さんで昼食をいただきました。有名店だそうですが、脂ののった弾力のある鰻で本当に美味しいです。

高林弁護士のいる法テラス須崎は、須崎駅から歩いて10分ほどのところにあります。法テラス須崎の事務所では、宮地洋平所長から、事務所の様子や地域の状況などをお伺いしました。やはり、仕事がない、人が残らない、といったことが大きな問題としてあるようです。

法テラス須崎をおいとました後、電車で帰る所長は一足早く帰路につき、残り13名は、須崎のB級グルメ「鍋焼ラーメン」を食べに行く組と、須崎駅の隣の土佐新荘駅近くの道の駅まで歩く組に分かれました。私は総勢3名の徒歩組に入り、須崎の町をてくてくと歩きました。旅行者である私達の目に入る須崎は、海を抱えた素朴で素敵な町です。そして当たり前のことですが、燦々とした須崎の日差しには影もまたあり、この地で高林弁護士は経験を積んで、成長していくのだと改めて感じました。

今回の視察旅行では、法テラス須崎の宮地所長と事務局のお二方、そして高林さんに、本当に御世話になりました。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。また、当事務所の事務局スタッフにも、我が儘な弁護士らの注文にもかかわらず、旅行前後にわたり大いに協力して戴きました。何より、私達の事務所から巣立った養成スタッフが立派に活躍しているところを見ることができ、とても嬉しい限りです。